こんにゃくができるまで

こんにゃく芋を育てる

みなみは、こんにゃくの製造を始める前はこんにゃく芋の農家でした

株式会社みなみのルーツは、こんにゃく芋の農家でした。約1943年頃から養蚕・果樹園をしながらこんにゃく芋の栽培をスタートさせ、約1958年頃からこんにゃく芋のみ栽培する農家となりました。栽培開始当時より自家栽培のこんにゃく芋を使用したこんにゃくづくりを行っておりましたが、1980年から本格的に商いとしてスタートさせ現在に至ります。

みなみの自社農園は標高約600mの場所に位置し、長年の栽培経験から蓄積されたノウハウをもとにひとつひとつ丁寧に育てることで、こんにゃく製造のための良質な原料を安定して確保しています。

こんにゃくの畑作工程

  • 植え付け前(土作り)

    米のもみ殻を入れ、木炭を入れ、肥料を混ぜて土作りをする。

  • 植え付け作業

    厳選されたこんにゃく種だけを植え付けます。

  • 発芽時期

    芽を出したこんにゃく芋に盛土をし成長を促す。

  • 成長時期

    日照時間が短い場所で栽培する。

  • 掘り取り

    成長した芋を1つ1つ人の手で 傷付けないよう丁寧に掘り起こす。

こんにゃくの製造工程

伝統製法で作られるみなみのこんにゃく

株式会社みなみでは生芋こんにゃくと、通常の生芋・精粉混合こんにゃくと製粉こんにゃくの製造を行っております。生芋こんにゃくは、大切に育てたこんにゃく芋を使用して原料の選別〜磨りつぶしまでの一手間をかけた伝統製法で作られています。当店こんにゃくができるまでの製造工程を少しだけご紹介いたします。

原料の保管

みなみで使っていますこんにゃく芋は生芋のまま貯蔵し、製造しています。

原料の選別・洗浄

収穫した芋を痛みがないか確認し、土と皮を落としてきれいに洗います。


原料の蒸し上げ

洗浄した芋を約1時間専用鍋で蒸し上げます。


磨りつぶし

蒸し上げた芋をゲル状化して、デンプン質を洗い出しマンナンを抽出する。


ここまでが、

生芋こんにゃくの特別工程です

精粉混合こんにゃくは以下の工程からはじまります。


一時攪拌

マンナンと水を混ぜ合わせ、こんにゃくの固さを決める。


熟成

時間を置いておいて食感を調整する。


二次攪拌

こんにゃく用凝固剤の水酸化カルシウムを加えてこんにゃくを凝固させる。


ここから、板こんにゃく・糸こんにゃく等それぞれの形に成形されていきます


成形缶充填

二次撹拌したこんにゃくの原料を成形缶に入れる。

炊き上げ

成形缶に入れたこんにゃくの原料をお湯で炊き上げる事でこんにゃくになる。

缶出し・カット成形

炊き上げたこんにゃくを成形缶から出すと、大きなブロックのこんにゃくができる。それを商品に合わせてカットする。

計量・包装

カットしたこんにゃくのグラム数が合っているか計量して包装する。

ボイル殺菌

80℃以上のお湯で20分ボイル殺菌することで安心安全なこんにゃくになる。

検品・コンテナ詰め

出荷


炊き上げ

二次撹拌したこんにゃく原料を糸状にしてお湯で炊き上げる。

計量・包装

炊き上がった糸こんにゃくを計量、包装する。

検品・コンテナ詰め

出荷